5月下旬、表参道の隠れ家的レストラン「ApeReineTokyo」において、ファッション誌の編集者などプレス関係者を招いて濱野バッグのプレゼンテーションパーティーを開催させていただきました。
  濱野では老舗のブランドとして、バッグ作りに重きをおいており、あまり自社の歴史を外に向けて語ったりといった活動は今まで積極的にはして参りませんでした。バッグ作りの職人気質だった初代と2代目が、バッグ作りが本業なのだから控えめな存在であるべきというような考え方を持っており、それが今でも社風として伝わっていたからかもしれません。しかし最初に基礎を築いた2代目が活躍していたのは大正〜昭和初期。この時代から早80年以上の年月が流れ時代は大きく変わりつつあるのを感じます。世代は孫世代に移り変わり代表が4代目となった今、もういちど今まで積み上げてきた歴史を振り返ろうと軽井沢にあるアトリエの蔵や倉庫を探検すると、昭和3年ごろに作られた幻のようなバッグや、美しい色彩と精密なタッチで描かれたデザイン画など、宝物のようなバッグづくりの足跡がたくさん現存しておりました。
 最近新しいコンセプトのファッション誌がたくさん創刊されていますが、こういった雑誌の編集長にとっても国内のファッションの歴史は話題性も高く注目したい内容。今回のパーティーはそんなプレス関係者やセレクトショップのバイヤーをお招きして、濱野の長い歴史の象徴的な作品や、最新作の2006年秋冬コレクションのをお披露目する場となりました。老舗だからこそ現存する資料や情報に興味を持って取材してくださる編集長も多く、当日はファッション関係者ばかり200名近くが集まり、新しい出会いや情報交換の場となりました。こちらのページではそんな一日のレポートをお届けいたします。